電子工作を趣味とする人はたいていラジオを作った事が有ると思います。私の場合は中学生の時に初めて作ったゲルマニュウムラジオが電子工作への入り口だったと思います。約60年も前のことですね。さて現在、電子工作入門として製作するのにゲルマニュウムラジというのはやはり、ちょっとというわけでDSPラジオを製作してみることにします。
仕様を決定する
仕様のほとんどは使用するDSPモジュールで決まります。今回はaitendoのM6959モジュール(原稿制作時\950)を使用します。18バンドのオールバンドとすることも可能ですがケースやスイッチの制約もありMW-FMの2バンドとすることにします。しかし出力のLとRの信号が逆相になっているようだ。反転アンプを入れなければならないが,どうしようかとネットを調べていたところトラブルシューターさんの74HCU04というロジックICを使う方法が良さそうなので、使わさせてもらうことにしました。ありがとうございました。
回路図の作成
主要パーツと組み立て
M6959DSPモジュール | aitendo | 1 |
BARアンテナ | aitendo BT350DB | 1 |
IC 74HCU04 | 1 | |
ケース | 秋月SK-16 110x80x33 | 1 |
乾電池ボックス | 単四2本用 | 1 |
可変抵抗 | 5KΩ B | 2 |
スイッチ | 3Pトグル1回路2接点 | 2 |
ユニバーサル基板 | 72X47 秋月P-03229 | 1 |
ホーンジャック | ステレオ用 | 1 |
RCAジャック | アンテナ端子用 秋月C-00154 | 1 |
Vol用の可変抵抗はAカーブの物の方が良かったかもしれませんが手持ちの関係でBカーブの物を使用しましたが、特に問題なく動作しました。ユニバーサル基板の裏側は配線でゴチャゴチャの状態です。もう少し考えてから取りかかるべきだったと思います。
動作確認・反省点・完成写真
AM・FM共に感度はいまいち。NHKはAM・FMとも十分な感度ですが、民放は1~2局入る程度。BARアンテナを、もう少し大きい物にする必要が有るようです。
しかし、ラジオの主要部分がブラックボックスなのでラジオの原理を知るには、もう一段下のラジオ用のICを使った物なんかがいいのではないでしょうか。機会があれば製作してみたいです。
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